Xiaomi Mi2(小米手机 Mi2)を買った → 現時点のまとめ


無駄にハイスペックな中国Android機、Xiaomi Mi2を購入したので、現時点でのまとめやら何やらを残しておく事にする。




 写真は開梱直後のAbout phone画面なので公式であるMIUIだが、私が苦手なので実際には素のAndroidに近いROMを使っている。そちらも公式で「原生Android」の名で配布されている。


■スペック
 詳細については省略。調べればすぐに出てくるのでここでは主要な部分だけ記載する。
  • CPU : Qualcomm Snapdragon S4 Pro APQ8064 Quad-core 1.5GHz
  • GPU : Adreno 320
  • RAM : 2GB
  • ROM : 32 or 16GB
  • Display : 4.3inch IPS , 1280x720 342ppi
  • OS : MIUI v4 (Android 4.1 base)
■公式ROMおよびツールの配布場所
 小米の公式サイトから最新のROMをダウンロードできる。
  • 小米社区(http://bbs.xiaomi.cn/) : 公式のフォーラム的なサイトのトップページ。カスタマイズなんかの情報もだいたいここから入手する。
  • http://bbs.xiaomi.cn/topic-mirom.html : 上記サイト内の公式ROM配布ページ。MIUIの安定版&開発版および原生Androidもここから入手できる。ROMのFlashツールであるMiFlashも置いてあるので弄る気満々の人はダウンロード必須。

■Mi2のrecovery&fastbootについて
 Mi2のブートローダーは標準でロック等はかかっていないのでfastbootを使える環境であればそのままflash等も普通に出来る。また、recoveryについてはXiaomi謹製のMI-Recoveryが使用可能である。
 下記に各モードでの起動方法を記載する。
  • fastboot : Vol down + Power On
  • recovery : Vol up + Power On
fastbootモードでは下記のような画面が表示され、とてもわかりやすい。

 recoveryモードでは、Rebootのメニューの中に"Reboot to System One" "Reboot to System Two"という2つの項目がある。どうもカーネルかなんかを2通り保持できるっぽいがあまりよく解らない。たしかMi1は2種類のROMをデュアルブート出来たらしいので、その名残だろうか。
 それ以外の項目には特別な物は無く、nandroidも無い

■root取得について
 デフォルトでroot可、しかしsuperuserやSuperSUのようなユーザーに許可を求める仕組みが無い。そのままだと知らないうちにroot取られ放題なので、前述のどちらかを各自インストールし、suのアップデートを行った方が良いと思う。

■マーケットについて
 デフォルトではPlay Storeはインストールされていない。(たぶん)Xiaomi独自のMarketというアプリがあるので、そこからダウンロード出来る。
 MIUIであればそれで問題なく使用出来るのだが、原生AndroidではPlay Storeを起動するとすぐにエラーで終了してしまうという問題がある。(2012/12/31現在)
 この問題に対する解決法が前述のフォーラムに上がっていたので、要点を抜粋し此処に記載しておく。(元フォーラム記事 : http://bbs.xiaomi.cn/thread-5549767-1-1.html
  1. 独自MarketからGoogle Play Storeをインストールする
  2. /data/data/com.android.vending ディレクトリを削除する
  3. /data/app/com.android.vending-1.apk を/system/app/に移動する
  4. 端末リブート
 元記事では2.の段階で/system/app/以下にcom.android.vending.apkがあるように書いてあるが、私の環境では無かった。もしあったら削除すれば良いと思う。

■ドライバーのインストール及びMiFlashの使用について
 Mi2をWindowsPCに繋ぐとリムーバブルドライブが一つ見えるので、その中にあるSetup.exeを実行しインストールするとC:\Program Files\Xiaomi\Driver以下に関連ドライバーがインストールされるので、それを使いデバイスをセットアップすれば良い。C:\Program Filesはx64版のVistaや7であればC:\Program Files (x86)と言った具合に環境によって変化すると思うので、適時読み替えて欲しい。Autorun.infが含まれているので設定によっては勝手に起動するかもしれない。インストーラを実行するのが不安ならばSetup.exeは7-Zip等のアーカイバで伸張出来る。

 MiFlashは前述のダウンロードページからダウンロードし、インストールする。こちらにもドライバーが一式含まれてはいるが、何故かこちらのドライバーでfastbootをセットアップするとMiFlashでデバイスを認識出来なかった。前述のC:\Program Files\Xiaomi\Driver以下のドライバーを用いれば正常に認識されるので、セットアップの際は注意すること。MiFlashにはQualcommのなんだかよく解らないドライバーも含まれていたが、これはどういう用途なのかいまいちよく解らない。とりあえずどっちも入れておけば問題ないと思う。

 MiFlashの使い方については特別難しい事は無かった。一応以下に要点を記載しておく。
  1. 端末をfastbootモードで起動する
  2. MiFlashを起動し、端末をUSBで接続する
  3. [Refresh]ボタンを押下し、接続した端末が表示されるのを確認する
  4. [Browse...]ボタンを押下し、公式ROMを解凍したフォルダを選択する(flash_all_except_data_storage.bat等があるフォルダ)
  5. [Flash]ボタンを押下する
  6. 正常に終了した旨のメッセージが表示されたら成功、端末をリブートする
 3.で端末が表示されないなら前述のfastbootドライバーが怪しいのでもう一度やり直す。
 ちなみに、[Browse...]ボタン横の▼を押下すると[Advanced...]というメニューが表示される。色々面白そうだが正直FastBoot Scriptぐらいしか意味が分からない。怖くて触ってない。

公式ROMは「线刷包」と「卡刷包」という2種類がダウンロードできるが、MiFlashで使うのは「线刷包」の方である。それぞれ
  • 线刷包 : 自己解凍RAR形式(.exe) : MiFlashで使用
  • 卡刷包 : ZIP形式(.zip) : MI-Recoveryで使用
といったように、使用方法が異なるので注意が必要である。
 MIUIと原生Androidに手順的な違いは無い。

■日本語対応について
 morelocale2の導入によってアプリ単位ではある程度日本語化されるが、MIUIは当然として原生Androidにおいても設定画面などはほとんど日本語化はされない。Englishで我慢するのが無理なら買わない方が良いと思う。

■原生Androidについて
 前述のPlay Storeの件でもそうだが、わりと不安定な部分が多い
 強制終了するアプリもけっこうある印象。

■MIUI Android コミュニティ版?
 MIUI Android(http://miuiandroid.com/community/)にもMi2向けのビルドがあり、そのままMI-Recoveryから焼ける。公式より色々入って無くてスッキリしている。deodex済みらしいので色々弄りやすいかもしれない。参考までに此処に記載しておく。



 現状ではこんなところだと思う。
 正直大した内容では無いけれど、日本語の情報があまりに少なかったので書いてみた。

 細かいところで正直使い勝手は最高とは言えないけれど、間違いなくスペックは現行最高クラスの一台なので、興味がある人は是非試してみて欲しいと思う。


コメント

  1. はじめまして。
    小米2の仲間が居られたので、おもわずレスしました。
    私は去年の11月中国へ出張時に32GBを2400元で購入。
    (保護シート・予備バッテーリー・ケース込)
    本当はプレミアが付いていて3000元ぐらいしたのですが、知り合いの携帯屋に確保して貰っていました。
    システムメニューの日本語化はボチボチ作っているのですが何ぶん英語に弱いので挫折中です。
    まぁ、困ることは殆ど無いから余計に進まないです。

    雑談のようなレスで申し訳ないです。
    ではでは。

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